普遍的なストレートラインのスラックス。腰回りをカバーをするように深くとった蕾のようなタックに、蔦が絡まったようなウエストベルト。後ろベルトにはゴムが完備されており、どこかリラックスした印象を与える。トップスとの合わせ方でスタイリングの幅が広がる1着に。
「Dipsacus」=マツムシソウ科の植物。
植物学者カール・ブロスフェルトが1928年に発表した植物図鑑「芸術の原型」の中からDipsacusをセレクト。クローズアップで撮影された植物を映し出した写真集は、植物らしからぬ無機質な佇まいをかもしだす。植物のようで植物でない。エレガントにも感じられるアンバランスな奇妙さから生まれる美しさをデザインに反映した。
Dipsacusのフォルムやディテールをインスピレーションに、デザイナー関口がアルコールインクの手法を用いて手描きのオリジナルグラフィックとして表現。ブランドならではの独特なカラーリングとアルコールインクによって描かれたグラフィックが、唯一無二の存在感を与える。